こんにちは。

世にあまたある「できるもん」系サイトにお越しいただき、ありがとうございます。
第一香貿易合同会社の小林と申します。
基本的に、お茶屋です。

2006年に中国茶の通販店「中国茶の清香花楼」を中国人妻とはじめました。
リピートのお客様もついてくださり、楽しかったのですが、8年目で、諸事情によりお茶を休業することになりました。
そこで、休業中に、中国から世界へ発送という逆越境ECの「ZENVAVA-Zen Fashion」というサイトをオープンしました。
これは、Magentoをベースにストア構築をしました。

Magentoストアの立ちあげにあたっては、日本語で得られるMagentoの情報が少なく、苦労しました。
壁にぶつかった時、それを突破する糸口を与えてくれたのは、Magentoの英語フォーラムでした。
フォーラムでの様々な人のやりとりを読み、同じように自分でトライをしました。
すぐに解決することもあれば、どこに問題があるのかも分からず、ただ時間が過ぎるだけの日もありました。
それでもまた検索し、ひたすらフォーラムの記事を読みました。
自分で質問をし、誰からかの回答を待つこともありました。
問題が解決した時の喜びは、自分の店の商品が売れた時と同じように、とても大きなものでした。
そうして、一つひとつ、壁を乗り越え、なんとかオープンに至りました。

もちろん、ECサイトというものは、オープンできて成功というわけではありません。
集客、販促、発送から、顧客対応、品質管理、仕入交渉、資材購入まで、ほとんど商社のような機能を芥子粒ほどのサイズでやり繰りすることになります。
しかも、日々の運営で課題は増え、とりわけネットの向こう側の声なき声に耳を傾けねばなりません。
越境ECであれば、尚更その課題は複雑なものに思われます。

しかし、幸いにも、Magentoは世界中で広く利用されています。
それは、プラットフォームとして、そのシステムやインターフェイスに普遍性があるということです。
Magentoをベースとすれば、国境を意識することなく、モノとお金と情報を巡回させることができます。
つまり、より大きな意味において、売り手と買い手が、共通の言語で会話をすることができるのです。
英語圏の越境ECであれば、eBayやAmazonに出店するのもいいかもしれません。
ただ、より自由度の高いオリジナルな展開を志向するなら、自社の独自サイトになります。
そして、Magentoは、日本人にとっても、越境EC自社サイトのベースとして、第一選択肢になります。

私は、Webデザイナーや開発者ではありません。
それでも、ネット上の情報を整理することで、なんとかMagentoストアを構築することができました。
特に、Magentoの英語フォーラムで得られた知見はとても貴重なものでした。
その経験から、日本語でも同じようなサイトがあればいいと思い、この「Magentoできるもん!」を公開した次第です。

Magentoは、オープンソースとして、誰でも無料で利用をはじめることのできるECプラットフォームです。
そのため、スタートアップの小規模サイトが、コストを抑えてサイトを構築し、ストアをオープンすることができます。
運営が軌道に乗り、アクセスが増えてきたら、エクステンションを追加したり、サーバープランをアップグレードしたりします。
Magentoのポテンシャルは高いので、たとえ個人の規模で立ちあげても、将来的なストアの拡張性は無限大です。

わからないことは、どうぞフォーラムで質問をしてください。
あなたがわからないことは、きっと、別の誰かもわからないことです。
その問題をネット上で共有し、解決のプロセスを日本語で読めるようにすることが、当サイトの目標です。

また、当サイトでは、海外サーバーやテンプレート頒布など、英語圏でメジャーなサービスを紹介しています。
これは、越境ECとしてSEO的に有利だからというのが主な理由なのですが、それと同時に、もう一つ重要な側面があります。
それは、海外サービスを利用することで、自分の中に無意識的に根づいている日本的サービスの固定観念から抜け出すことができるというメリットです。
外国語の渦中に自らのビジネス環境を投入することで、自分自身が、いつの間にか海外のお客様の視線に近づくことができるのです。

越境ECは、インバウンド消費とは違い、あくまでも「海外進出」のひとつの形であり、アウェイでの戦いです。
日本に旅行に来た外国人をお客様にする場合は、現実の日本社会の圧倒的なリアリティーの中で有利に商売を進めることができますが、越境ECにはそのアドバンテージはありません。

はじめて行った海外で、自分が「外国人」として、見ず知らずの街の路上で露天商にでもなったシーンを想像してみてください。
もちろん、これは極端な比喩ですが、しかし、越境ECの根本はこれと同じです。
ただ、Magentoというアプリケーションの装いを身に纏うことで、露天商ではなく、一角のウィンドウショップになれるのです。

サイトのトップでも書いたのですが、私は、個人や零細企業こそが、海外に目を向けてビジネスを展開すべきだと考えています。
グローバリズムは、とかく悪く言われることが多いのですが、その弊害を嘆いていてもなにも解決しません。
日本にいながらにして日本円以外の通貨で売上を立てることのできる越境ECは、インターネット時代の恩恵です。
そして、個々人が常に外側の視点を持つことは、ひいては、日本国内の産業をミクロのレベルから活性化させることにも繋がるのではないかと思います。

尚、越境ECというと、中国・香港・台湾向け、あるいは東南アジアを含めた中華圏向けが大きな潮流になっています。
独自サイトの展開であれば、香港やシンガポールのサーバーにMagentoで構築することになります。
一方、中国大陸内のサーバーやCDNサービスを使うには、中国に法人を設立してウェブサイト運営の許可証を取得しないといけないので、かなり面倒です。そのため、中国大陸がターゲットであっても、先ずは香港のサーバーを便宜的に使うのがベターとされています。
中国語圏の越境ECについては、いずれブログで思うところを書きたいと思います。

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