Magentoの多言語化と外国語翻訳

Magentoは、多言語・多通貨のマルチストアを構築、運営することができます。Magento2のコア(EC機能)となるテキストは、言語パッケージ(ロケールのエクステンション)をインストールすることで、大部分を自動で翻訳することができます。Magentoにとっては日本語も外国語になるので、日本語ストアを作成するには、先ず日本語エクステンション(Japanese Localzation)をインストールする必要があります。一方、商品ページやCMSページなどのコンテンツの翻訳は、自分で翻訳をするか、機械翻訳、もしくはフリーランス/プロへの依頼になります。APIを利用することで、Magento2の管理画面と翻訳システムを連携し、オフラインでの作業時間をゼロにするサービスもあります。

Magento2+日本語をComposerでインストール

Magentoの日本語化エクステンションは、日本のベンダーVeriteworksさんが長く開発されてきました。
Magento2.3系以降は、Veriteworksさんのコードをベースに、Magento公式エクステンションとしてリリースされています。
日本語エクステンションは、Marketplaceにも掲載されていますが、Composerコマンドでインストールすることもできます。
日本語エクステンションを入れると、カート画面やアカウント作成など、Magento2の基本EC機能が日本語で翻訳表示されます。
また、郵便番号からの自動住所入力、日本円決済、PDF文書の日本語フォント表示、配送日時設定などが可能になります。
日本語エクステンションは、GitHubにて開発進行中です。 https://github.com/magento/magento2-jp

Magento2日本語ロケールのインストール方法について(上記動画の解説)
Magento2.3に日本語エクステンションをインストールする(Magento2.3系以降)

Magento2.3以降の日本語エクステンションも、Composerコマンドを変更するだけで、基本的には2.2以前と同じ流れでインストールできます。
詳細は、上記ブログ記事をご参照ください。

Magento言語パッケージ

Magentoは、言語パッケージをインストールすることで、アカウント登録やカート画面などMagento2の基本機能の部分を翻訳/多言語化することができます。言語パッケージは、エクステンションの一種と考えてもよく、世界中で多くの言語パッケージが開発されており、既存のものがない場合は、自分で開発することもできます。
また、Magento Community Engineeringの開発者チームは、Crowdinという翻訳プラットフォームとGitHubを連携して、Magento2の多言語化プロジェクトを進行中です。その第一弾の製品として、日本語エクステンションがMagento Marketplaceからリリースされました。ベースコードは、Veriteworksさんが開発されてきたものになります。
言語パッケージのファイル名は、原則として、ISO 639-1の言語コード二文字と、ISO 3166の国コード二文字の組み合わせで、日本語は、ja_JP です。bin/magento info:languege:list のコマンドで、適用可能なすべての言語リストコードをチェックできます。
Magento2本体のインストール後に新しく言語パッケージを入れる場合には、管理画面の Stores> Configuration> General> Locale Options にて、該当の言語を選択することで、その言語パッケージをストアに適用することができます。

Marketplaceで言語パッケージを探す
Magento多言語サイト
Magentoの外国語・翻訳をどうする

Magentoコンテンツの翻訳

言語パッケージは、Magentoのコア機能のみの翻訳になります。カテゴリや商品ページ、CMSページなどのストアのコンテンツ内容は、別の方法で翻訳しなければなりません。その言語が得意であれば自分(自社)で翻訳するのが一番いいのですが、そうでない場合、一からその言語を勉強するか、翻訳ツールに頼るのが、リーズナブルな方法になります。
翻訳ツールとして有名なのは、Google翻訳です。自動翻訳なので間違いがたくさんあるのですが、いずれは実用に耐え得るものになるだろうと期待して、Google翻訳の将来性に賭けるのも潔い選択かもしれません。Google翻訳にはウェブサイト翻訳ツールとTranslation APIの二つのサービスがあります。ウェブサイト翻訳ツールは、ブラウザ上だけで自動翻訳を表示する従来からのツールですが、これはSEO的に良くないので、あまりおすすめできません。もう一つの、Google Translation API($20/1,000,000 文字~)というサービスを使うと、Magentoのデータベース内に翻訳テキストが格納されるので、マルチストアとして言語ごとにURLを切り分け、SEOを意識したサイト設計にも適合する翻訳方法になります。
例えば、AppJettyのLanguage Translator For Magento 2($149)の翻訳エクステンションを入れると、このGoogle Translation APIを使い、Magento管理画面内で一括で翻訳操作ができるようになります。

Magentoと翻訳会社のAPIシステム連携

Magentoコンテンツの外国語翻訳は、翻訳会社やフリーランスに外注するオーソドックスな方法もあります。自分でテキストを整理し、翻訳者に送付依頼し、仕上がった原稿をMagentoに手動で入力していく地道なやり方でもいいのですが、商品点数が数千、数万以上となると、その手作業にも限界があります。
そこで、コンテンツ量が膨大な場合は、Magentoのシステムと翻訳システムをAPIで連携するエクステンションの導入がおすすめです。例えば、Lingotekのフリーエクステンションを入れると、Magentoの管理画面を通して、Lingotekのクラウドに翻訳依頼をすることができます。翻訳方法には三つあり、Googleのような機械翻訳と、wikiサイト編集のようなコミュニティーによる翻訳、またプロの翻訳者に依頼をすることもできます。具体的なコストは、依頼後にLingotekからの連絡を待つかたちになります。完成された翻訳テキストは、Magentoのシステムに自動でダウンロードされます。
このプロの翻訳者とMagentoシステムの連携は、Lingotekの他に、Strakerという翻訳会社のサービスも有名です。エクステンションを入れて、管理画面内から翻訳依頼をすると、人の手による翻訳テキストが自動でMagentoのシステム内に保存されるので、オフラインでの作業は皆無となり、驚くほど時間の節約になります。

Magentoの外国語・翻訳をどうする
Magentoエクステンション

Magentoエクステンションで機能拡張

Magentoのエクステンション/モジュールをインストールし、様々な機能を拡張することで、グローバルなショップ運営が簡単に実現できます。

Magentoエクステンション
Magentoマルチストア

Magentoマルチストアの設定

一つのMagentoで複数ストアを構築することできるので、SEO的に有効なURLを維持しつつ、多言語ストアを最小コストで運営できます。

Magentoマルチストア
Magento2アップデート

Magento2アップデート

ComposerによるMagento2のアップデート方法を動画で解説しています。初心者のかたは、コマンド作業に慣れるための参考にしてください。

Magento2アップデート

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