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Magento2.3リリース!PWAを実装した新しいMagento

By |2019-03-09T08:40:03+09:002018年11月25日|Categories: Magentoの設定, Magentoバージョン|Tags: , , , , |

1. Magento2.3.0リリース

先日、Magentoの公式ブログにて、Magento2.3.oバージョンが、2018年11月28日にリリースされると公表されました。来年1月〜3月くらいにずれこむことも噂されましたが、当初の予想通り、2018年秋-冬にリリースとなりました。

今回の2.3系は極めて重要なアップデートで、これによってMagento2は、新しいECサイトのスタンダードを実現した、と言っていいくらいのインパクトを持つのではないかと思います。

Magento2.3リリース

同日には、Magento2.2系以下のアップデートもリリースされます。
すでにMagento2.2系で運営されている方は、当面は2.2の最新バージョンへのアップデートをして、2.3.0はデモでさわることが推奨されます。来春以降には2.3.1、2.3.2、と修正がされてくるでしょうから、そのあたりでライブ環境へのテストをしてみるのがスケジュール的にはいいかもしれません。

今回の2.3で新しく実装されるものとしては、PWA(Progressive Web Application)と、Page Builder の大きく二つの機能があります。特にPWAに関しては、多くのEC事業者が待ち望んでいた革新的なものになると思います。

2、Magento PWA – ECストアのモバイルアプリ化

PWAは、一言で言えば、ECサイトのモバイルアプリ化機能です。

本当は「アプリ」ではないのですが、PWAの実装により、ユーザーがモバイル環境で、MagentoのECサイトを「まるでアプリのように」利用することができるようになります。サイト(PWA)のアイコンがスマートフォンのホーム画面に設置でき、ストア内のローディングもブラウザより速く、プッシュ通知機能や一部オフラインでの稼働も可能となります。
PWAで集客してストアへ誘導するというわけではなく、PWAがストアになっているので、PWA内でユーザーからのご注文が完結します。

元々PWA(Progressive Web Application)は、Googleが2015年頃から開発していたオープンソースの技術で、Magento社はそれを導入し、Magento PWA Studioという、MagentoのコアとなるモジュールとしてGitHub上で開発してきました。そして、このPWAは、GraphQLという言語をサポートする2.3系から、Magento2本体機能に実装される事になりました。

スマートフォンが普及し、ユーザーからのアクセスがスマホからが主流となるここ数年の流れの中で、ECサイトの運営者は、コンバージョンの低下に悩んできました。PCサイトからのコンバージョンが平均3%とすると、スマホからのコンバージョンは(レスポンシブにしていても)1%程度と言われています。
一方、ユーザーのモバイルアプリの利用時間が飛躍的に伸び、大手ECプラットフォームのモバイルアプリからのコンバージョンは、5-6%と高い数字が報告されています。

しかし、自社サイトをモバイルアプリ化するのはコストが高く、また実際にアプリをリリースするにはApp StoreやGoogle Playストアの審査を経なければならないので、小規模の事業者にとってはハードルが高く感じられてきました。

PWAは、そのようなEC事業者の悩みを解決する革新的な技術です。
つまり、Magento2でECストアを構築すれば、ブラウザで閲覧されるサイトに加えて、それがそのままアプリのような外見で、まるでアプリのような感覚で、ユーザーの手元のスマートフォンでも動いてくれるのです。PWAがコンバージョンの上昇にプラスに働くのは必至と考えられます。

ただ、アプリストアからのダウンロードという形での集客はできないので、あくまでサイト来訪者にPWAアイコンをアプリ風に設置してもらうことが導線となります。そこがネックといえばネックですが、通常のエンドユーザーにとっては、一度端末にPWAがインストールされれば、それがネイティブアプリなのかPWA(Webアプリ)なのかで大きな違いはなく、それよりもスマートフォンで実際に快適に利用できるかどうかがポイントになります。

このスマホ全盛時代においては、ECストアのモバイル経験をより良くし、多様化、洗練化させていく方向に対応していくしかありません。ですので、すでにストアをアプリ化した事業者にとっても、PWAは有力なツールといえるので、今後、ECストアの形態として一般的なものになっていくと思われます。

Googleの技術ということもあり、将来的には、サイトがPWA化しているかどうかが、SEOのアルゴリズムにも加味されるようになる可能性もあります。

3、Page Builder – 直感的デザインツール

Page Builderは、Magento管理画面内での直感的なデザインツールです。

同種のものは、サードパーティのベンダーからもいつくか出ていましたが、今回、Magento本体にもオフィシャルに導入されることになりました。
これにより、コードが分からないサイト運営者も、クリックとマウスドラッグとテキスト入力だけで、ある程度自由にページデザインをすることができるようになりそうです。

正直、 Magento2のレイアウト設計は複雑です。
classがテーマのxmlファイルで組み込まれていたり、デフォルトのLumaのものだったり、管理画面のwidgetから任意で組み込むこともできたり、また、それらがCMSで編集できるとしても、どのCMS Blockに紐づけられているかを、ビジュアルで確認することができません。なので、「ここをこう変更したい」と思っても、どこを編集すれば反映されるのか、あるいはコードをいじらなければ変更ができないのかが、サイトのインターフェイスを見ているだけでは分からないのです。

このPage Builderの導入により、管理画面から直感的にページデザインを組むことができるようになるので、レイアウトの複雑さが改善され、Magento2を初めてさわる人にはとても便利なものになると期待されます。
(もちろん、従来のCMS編集がベースになっているので、Page Builderは無効にしておくこともできると思います。)

4、Magento2.3系からが、本当のMagento2(になりそう)

上記のPWAとPage Builder以外に、Magento2.3の新しい特徴としては、PHP7.2のサポート、非同期APIリクエスト対応、Elasticsearch対応、複数在庫元管理の対応、WYSIWYGのアップグレードなど、大きな変更があります。
また、Google ReCAPTCHAや管理画面ログインでの二段階認証の標準装備など、セキュリティ機能面での向上もあります。

昨年の12月には、Magento2は本当に使えるのか?などという(ちょっと挑発的な題で)記事を書きましたが、1年が経ち、ついにMagento2は、本物のMagento2になりつつあるという感を抱いています。

特に、PWAの実装は、今後のECサイトのあり方を決定づける、エポックメイキング的なものとなるかもしれません。
具体的な仕様は、実際にMagento2.3をさわってから、また後日このブログにてご報告させていただければと思います。

追記(2019年3月9日):
PWAもPage Builderも、3月中にリリースされる2.3.1バージョンからの実装となりそうです。
PWAは、Magento2の既存テーマのシステムとは違い、ReactというJavaScriptによって、デザインを一から作成しなければなりません。つまり、管理画面でPWA設定を有効にすればすぐにMagento2のストアがPWA化されるというわけでもなく、PWAストアのための新しい開発や作り込みが必要となります。なので、開発のためのツールがMagento2に導入される、という風に理解したほうがいいかもしれません。PWAの作り込みがどこまで簡単になるか(非開発者でも作業できるようになるか)は、いまのところ何とも言えません。
VeniaというPWAのサンプルストアが、Magentoの開発チームにより公開されています。スマートフォーンでアクセスをするか、Chromeでスマホ画面表示でご確認ください。


Magento2 PWAサンプルストア Venia
https://veniapwa.com/

Magento2のアップデート方法(動画の解説)

By |2019-01-19T14:16:11+09:002018年7月18日|Categories: Magentoの設定, Magentoバージョン|Tags: , , |

動画:Magento2.2.2 → 2.2.5へ Composerでアップデート

Magentoのアップデート全般については、Magento2アップデートをご参照ください。
また、アップデート前には、必ずバックアップをとるようにしてください。

1. Magento2のマイナーアップデートについて

先日2018年6月末にMagento2.2.5がリリースされたので、一週間ほどの検討後、2.2.3から2.2.5へのアップデートを行いました。
前バージョンの2.2.4はネットでの評判が良くなかったので、事実上スキップしました。2.2.5では、2.2.4で投入されたバグの大部分が修正されているようです。

私がMagento1からMagento2へ移行したのは、2017年の末、Magento2.2.1バージョンの時で、以後、2.2.1 → 2.2.2 → 2.2.3 → 2.2.5 とアップデートをしてきました。このように、2.2.x の x の部分の数字でのアップデートを、一般的に、Magento2の「マイナーアップデート」と呼びます。上の動画では、Composerを使い、Magento2.2.2から2.2.5へマイナーアップデートをしています。

基本的に最新バージョンを使うべきと思ってはいますが、実際のライブ環境でアップデートを実行すべきかどうかは、導入しているテーマやエクステンションの対応状況を見て、また、そのバージョンの評判なども念入りにチェックし、自分なりのタイミングを慎重に探るべきと考えています。
セキュリティ的には最新バージョンのリスクが一番小さいのかもしれませんが、アップデートの作業そのものに決して小さくはないリスクがあるので、そのバランスの見極めが大切になります。一般論ではなく、各自、自分のサイトの現実的な事情から最適な判断をしていく必要があるのだろうと思います。

2. Magento2アップデートのコマンド一覧

前置きが長くなりましたが、以下、ComposerによるMagento2のアップデート動画で入力したコマンドの一覧です。
コマンドは、すべてMagento2のルートディレクトリ(Magento2のインストールされている階層)で実行します。動画では、cd public_html/demo とMagento2のルートに移動しています。ご自身の環境により、ファイルパスは置き換えてください。

バージョン確認
php bin/magento --version

メンテナンスモードへ
php bin/magento maintenance:enable

Composerインストール(必要な場合)
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
php composer.phar

Magentoのキャッシュクリアと既存の生成ファイル削除
php bin/magento cache:clean
php bin/magento cache:flush
rm -rf pub/static/*
rm -rf var/di/* var/generation/* var/cache/* var/log/* var/page_cache/* var/view_preprocessed/pub/*
rm -rf generated/code/* generated/metadata/*

Composerのキャッシュクリア
php composer.phar clear-cache

Magentoアップデート
php composer.phar require magento/product-community-edition 2.2.5 --no-update
php composer.phar update
php bin/magento setup:upgrade
php bin/magento setup:di:compile
php bin/magento indexer:reindex
php bin/magento cache:clean
php bin/magento cache:flush

メンテナンスモード解除
php bin/magento maintenance:disable

上記コマンドは、冒頭がすべて php になっています。
しかし、動画では、php71 と入力しています。これは動画内の作業環境のデフォルトのphpがphp5.6バージョンなので、別にphp7.1のバイナリを指定しているためです。通常の共用サーバーでは、php のみのコマンドが一般的なので、この解説記事でも便宜的に php で表記しております。例えば、php71 bin/magento --version は、php bin/magento --version になります。
また、VPSやクラウドなどroot権限のある環境では、php ではなく、sudo コマンドの使用が一般的です。例えば、php bin/magento --version は、sudo bin/magento --version となります。さらに、同環境でComposerをグローバルにインストールしている場合、例えば、php composer.phar update は、sudo composer update となります。
コマンドの冒頭は、ご自身の環境により適宜読み替え/置き換えてください。ご不明な点は、先ずはお使いのサーバー会社にお問い合わせされることをおすすめいたします。

尚、コマンド作業がはじめての方は、先ずは「SSHアクセス」や「PuTTY 使い方」「ターミナル 使い方」などのワードで検索をし、コマンドラインの基本をおさえてください。日本語で検索して、わかりやすいサイトがたくさんヒットします。

それでは、各コマンドについて簡単な説明をいたします。

バージョン確認
php bin/magento --version
これは、文字通りMagento2のバージョンを確認するためのコマンドです。ご自身のMagento2のバージョンを確認するためには、Magento2の管理画面の右下にバージョン数が表示されているので、それを見ると分かります。ですので、アップデートのために、あえてこのコマンドを実行する必要はありません。今回はこの動画のために、アップデートの前後に確認の意味で実行しています。

メンテナンスモードへ
php bin/magento maintenance:enable
このコマンドで、Magento2をメンテナンスモードに切り替えることができます。ユーザーからのサイトへのアクセスは遮断されるので、本番環境の場合は事前にアナウンスをしておいてください。

Composerインストール(必要な場合)
curl -sS https://getcomposer.org/installer | php
php composer.phar
Composerが入っていない場合、このコマンドでComposerを新しくインストールしてください。Composerの有無については、次節の説明をご参照ください。
尚、二つ目のコマンドはインストールが正しくされたかどうかを確認するためのものなので、必ずしも必要なわけではありません。

Magentoのキャッシュクリアと既存の生成ファイル削除
php bin/magento cache:clean
php bin/magento cache:flush
rm -rf pub/static/*
rm -rf var/di/* var/generation/* var/cache/* var/log/* var/page_cache/* var/view_preprocessed/pub/*
rm -rf generated/code/* generated/metadata/*
上の二つのコマンドでMagento2のキャッシュをクリアします。また、rm ではじまるコマンドで、Magento2の pub/static var generated 以下のフォルダ内ファイルをすべて削除します。これにより、Magento2が生成している既存ファイルが消えるので、アップデート後に新しいファイルが自動生成されても、エラーとなりません。

Composerのキャッシュクリア
php composer.phar clear-cache
これは、すでにComposerの導入されている環境でMagento2をアップデートする際に必要となるコマンドです。Composerのキャッシュがサーバーに保存されていると、ダウンロード/インストールが正常に行われないケースが稀にあるので、念のため事前にキャッシュをクリアにしておきます。
このアップデート時にはじめてComposerをインストールする場合は、このComposerのキャッシュクリアは特に必要ではないので、とばしていただいても構いません。

Magentoアップデート
php composer.phar require magento/product-community-edition 2.2.5 --no-update
php composer.phar update
この二つのコマンドが、今回のアップデート動画のキモになります。
一つ目のコマンドで、composer.json ファイル内のMagento2のバージョン情報を、2.2.5 へ書き替えています。他のバージョンへのアップデートの際には、この数字を置き換えてください。--no-update というオプションは、文字通り「アップデートはしない」という意味で、アップデートのためのコマンドなのにアップデートしないようにさせているのは不思議なのですが、おそらく、ここで一息にMagentoをアップデートはさせず、つづく次のコマンドで、Composerで管理している他のライブラリと同時にアップデートをさせているのだろう、と私は理解しています。
動画で見ていただけるように、php composer.phar update のコマンド後に、新しいバージョンのライブラリが、vendor フォルダ以下にダウンロード/インストールされます。環境によってはダウンロードが開始するまで時間がかかることもありますので、そのままじっと待ってください。

php bin/magento setup:upgrade
php bin/magento setup:di:compile
php bin/magento indexer:reindex
php bin/magento cache:clean
php bin/magento cache:flush
上記のコマンドで、Magentoのデータベースの更新、コンパイル、indexの更新、キャッシュクリアを行っています。この一連のコマンドは、アップデート時に限らず、新しくエクステンションをインストールしたり、テーマをインストールしたりする際にも使う、Magento2の定番コマンドです。

メンテナンスモード解除
php bin/magento maintenance:disable
最後に、上記コマンドでメンテナンスモードを解除してください。

3. Composerのインストールについて

Composerでアップデートをするので、Composerが必要になります。
Magento2本体をインストールした時、はじめからComposerでMagento2をインストールしていれば、その環境にはすでにComposerが入っています。しかし、cPanelから1クリックでMagentoインストールしていたり、Zipファイルから手作業でインストールしていたりする場合は、アップデート前にComposerをインストールする必要があります。
今回の動画では、Composerのない環境でのアップデートを前提にしていますので、動画内でComposerのインストールも行っています。

共用サーバーをお使いで、ご自身の環境にComposerが入っているかどうか分からないという方は、FilezillaやFile Managerで、Magento2のルートからMagentoのファイル群をざっと見てください。
以下の画像のように、composer.json と composer.lock のファイルがあるのに、composer.phar というファイルが見当たらないのなら、その環境にComposerはインストールされていません。Composerがインストールされていなくても、composer.json と composer.lock の二つのファイルは(Magento2の本体ファイルに同梱されているので)元々存在します。Composerのインストールの有無は、composer.phar というファイルの有無でチェックしてください。

また、root権限のあるVPS等で、Compserがグローバルにインストールされているかどうかは、composer -v のコマンドで確認することができます。Composerがインストールされている環境であれば、Composerのバージョン情報が表示されます。

Composerインストール

4. Magento2のパーミッションについて

もう一点、アップデート前に確認しておくのは、パーミッションの設定です。
共用サーバーでMagento2をインストールしている際には、適切なパーミッションに自動で設定されているのが一般的ですが、VPSやクラウド環境では、ご自身でパーミッションを再確認する必要があります。
Magento2のパーミッションについては、公式ドキュメントFile systems access permissionsを見るのが一番信頼性が高いのですが、曖昧模糊とした表現で、これだけでは余計に混乱してしまうかもしれません。
具体的にどう設定すべきかについては、フォーラムサイトMagento 2 folder/file permissionsで論じられていますので、各自の環境にあわせてご参照ください。

ちなみに、パーミッションの設定が原因でアップデートに失敗すると、本来ダウンロード/インストールされるべきファイルがごっそり消失してしまうという事態に直面します。bin/magento のファイルも消えてしまうケースもあり、Magento2のすべてのコマンドが効かなくなります。つまり、サイトが壊れます。
この場合、応急処置としては、bin/magento ファイルをMagento2のオリジナルファイル群からコピー&アップロードをして、chmodコマンドで実行権限を与え、とりあえずコマンドラインだけは機能するように復旧します。その後、Magento2をいったん元のバージョンにダウングレードをして、すべてのフォルダ/ファイルを復活させます。そしてパーミッションの再チェックを行い、Composerのキャッシュをクリアします。
元のバージョンに戻すためには、ちょうどアップデートのコマンド php composer.phar require magento/product-community-edition 2.2.5 --no-update の部分のバージョン数を元のバージョン数 (例 2.2.2)に置き換えて実行してください。
道に迷ったら迷った地点まで戻るのが鉄則ですが、アップデートのトラブル時にも元に戻すのが王道になります。ただ、元に戻そうにも戻らないという状況もあり得ますので、そのような事態も想定し、バックアップは必ずとっておくようにしてください。

5. Magento2のモードについて

本番環境でMagento2がproductionモードになっている場合は、Magento2のアップデート前に、developerモードに変更をしてください。(*)
流れとしては、メンテナンスモードにした後、php bin/magento deploy:mode:set developer とdeveloperモード変更のコマンドを入力してください。そして、アップデート終了後(メンテナンスモード解除後)に、再度、php bin/magento deploy:mode:set production とproductionモードに戻してください。
Magento2のモードについては、Magento2のモード変換の記事をご参考にしてください。

(*)万一アップデートでエラーが発生すると、developerモードの場合、そのエラーメッセージがブラウザに表示されてしまうので、事前にテスト環境でアップデートが問題なくできることを確認してください。基本的にはdeveloperモードでのアップデートが推奨されますが、本番環境においては、念のためにproductionモードのままアップデートをしてもいいかもしれません。

Magento2アップデート

Magento2アップデート

Magento2の三つのアップデート方法、マイナーアップデートとメジャーアップデートの違い、アップデート前の準備や注意事項など、Magento2のアップデート全般について説明しています。

Magento2アップデート

Magento1.9と2.xの各バージョンのサポート期限について

By |2018-09-13T17:46:15+09:002018年4月14日|Categories: Magentoバージョン|Tags: , , , |

1. Magento2.3のリリースについて

先日、Magento公式の開発者ブログで、Magento2.3のリリースとPHPバージョンについて触れる記事がアップされました。

PHP 7.0 Support is Dropped in Magento 2.3
https://community.magento.com/t5/Magento-DevBlog/From-PHP-7-0-to-PHP-7-2-in-Magento-2-3/ba-p/91371

この記事によると、Magento2.3バージョンから、PHP7.2バージョンが新たにサポートされ、逆に、PHP7.0バージョンはサポート対象外とされるようです。
現行の最新バージョンは、Magento2.2.3ですが、2.2.xをPHP7.0で動かしている方は、次に2.3へアップグレードする際に、PHPバージョンのアップグレードも同時に行う必要があります。
Magentoサーバーでご紹介している海外サーバーであれば、cPanel管理画面上から、簡単にPHPのバージョン変更を行うことができます。

PHP7.0 Support is dropped in Magento 2.2.3

記事では、Magento2.3のリリースは2018年と書かれていて、リリース後2年間のサポートとなるようです。リリースが2018年のいつ頃かは明言されていませんが、おそらく秋口になるのではないかと思います。
PHPのバージョンごとのサポート期間が、上記ブログでも画像で引用されていますが、PHP7.2が2020年11月30日までのサポートなので、2年間のサポート予定となるMagento2.3は、逆算して、2018年11月までにリリースされるだろうと予想されるからです。

ちょうど、Magento1.9系のサポートが2018年11月までなので、Magento2.3のリリースは、まさにそのタイミングにあわせて、「これがMagento2の真打ちだー」のような切り口で宣伝されるだろうと思います。
実際、1.9からの移行組は今年後半から増えていくと思うので、Magento社としても、ここである程度安定したMagento2を出さないと、ユーザーの大量離反というシビアな事態に直面するはずです。
個人的には、とりあえず新機能はそこそこにしておいて、とにかくECの基本機能に関わるバグを一掃してほしい、というのが正直な感想です。

2. Magentoのサポート期限について

いまMagento1.9以下で運営されている方も、あるいはMagento2.xで運営されている方も、各バージョンがいつまでのサポートなのか、はっきり意識しておくのもいいと思います。
ちょっと探したのですが、Magento公式のページでまとまった表のようなものが見つからなかったので、フォーラムサイトStackexchangeから引用いたします。

Magento 2: When will 2.0 support stop?
https://magento.stackexchange.com/questions/141750/magento-2-when-will-2-0-support-stop

Magento各バージョンのサポート期限

フォーラムでのこの質問自体はやや古くて、「Magento2.0のサポートはいつ終了するのか」という題で、2016年10月に投稿されています。
回答欄では、Magento開発の中心メンバーの一人であるBenMark氏の別板でのコメントを引用し、Magento2.x系のマイナーバージョンのサポートはそれぞれ2年間、と示されています。Magento2.3のサポート期間も、このBen Markの「2年間」コメントと合致するので、当面、Magento社の基本方針と考えて良いと思います。ちなみに、上記フォーラムでの LTS というのは、Long Term Support の省略になります。

バージョン 系列 リリース日付 長期サポート期限
Magento 2.3 Magento 2.3.x CE&EE 2018年秋頃予想 リリースから2年間
Magento 2.2 Magento 2.2.x CE&EE 2017年9月27日 2019年9月27日
Magento 2.1 Magento 2.1.x CE&EE 2016年6月23日 2018年6月23日
Magento 2.0 Magento 2.0.x CE&EE 2015年11月17日 2017年11月17日
Magento 1.9.3 Magento 1.x.x.x CE (2015年10月11日) 2018年11月17日

ライブ環境としてはまったく使いものにならなかったMagento2.0系のサポートはすでに終了し、2.1のサポートも、まもなく今6月で終了します。
現行最新の2.2も、来年の9月にはサポート切れになってしまうので、このスピード感あるスケジュールは、サイト運営者にとってはやや負担が大きく、これが延々と繰り返されるのかと思うと、正直、憂鬱になります。(開発者はわくわくするのかもしれませんが。)

Magento1.9(1.x.系)は、Magento 2の初リリースから3年間のサポートとされているので、今年2018年の11月17日にサポート切れとなります。
これも、巷ではいろいろと噂されているようで、1年延長された、とか、ここで打ち切りできるはずがない、ユーザーの切り捨てだ、など様々に語られています。
実際どうなるのか、さっぱり予想ができないのですが、仮にアナウンス通りに、2018年11月17日でMagento1系のサポートが終了したとしても、その日をもって、突如としてMagento1.9が使えなくなる、とか、作動しなくなる、というわけではありません。

「サポート」というのは、主に、Magento社で該当バージョンのためのセキュリティーパッチを開発し、提供するということを意味しています。なので、サポート終了後も、ECアプリケーションとしてのMagentoの機能は、当面は継続して利用することができます。
サーバー側でしっかり環境を整備し、可能な限りセキュリティレベルをあげれば、Magento1.9も、おそらくあと数年は現役でいられだろう、という見解もあります。
MagentoデモのMadisonテーマでは、Magento1.9のデモサイトを公開していますので、よろしければ、2系のデモと比較してみてください。フロントを見る限りでは、それが古いシステムとはまったく感じられないと思います。

いずれにせよ、今年、2018年の後半は、Magentoに関わる人にとって、非常に重要な時期になるのは間違いありません。

追記:2018年5月2日に、Magento2.2.4がリリースされました。
Magento Open Source 2.2.4 Release Notes
かなり多くのバグ修正がなされているようです。
また、新たにデフォルトでいくつかのサードパーティ決済モジュールが入れられており、その中にAmazon Payがあります。Amazon Payは、Githubにある公式のエクステンションが不具合が多いので、正直、嫌な予感しかしません。(dotomailerといい、なぜデフォで入れなければならないのでしょうか?)アップデートは、数週間ほど、様子見したほうがいいのではないかと思います。

追記(7月12日):2018年6月27日、わずか2カ月足らずで、Magento2.2.5がリリースされました。2.2.4はスキップし、2.2.5へアップデートいたしました。

追記(9月13日):Magento1系のサポートが延長されました。